パソコンやタブレットでイラストやマンガを描く際に、直線・曲線などのピシッとした線を描きたい場合。
アナログでは物差しや雲形定規に沿わせるだけですが、
デジタルの場合は定規ツールや図形直線、コマ枠の直線とそれぞれあるし、定規ツールの中でも種類がたくさんあります。
その中で、今回はCLIPSTUDIOの「平行定規」を使ってみました。
この、「平行定規」の簡単なところは、文字通り、ガイドラインと平行する線を複数描くときに便利で、ガイドラインを引いておけば、あとはフリーハンドで描いても、定規を使ったときのような、ピシッとした線で表示されます。
※ガイドラインの上をなぞるのではなく、ガイドを1本設定しておくだけで良いので手軽です。
ツールパレット →①定規ツール
→サブツールは ②特殊定規を選択。
さらに
③ツールプロパティより、④特殊定規の項目より「平行線」を選択。
画面上でドラッグして、ガイドラインを作ります。
ここでは、水平方向に1本、垂直方向へ1本のガイドをつくりました。
私は、まずフリーハンドで(定規使わず)ざっくり着色しておき、その後、定規で線を整えるという手順で描いています。
流れ作業というか、着色は着色、線引きは線引きと、まとめて同じ作業を行うことで、時短になります。
ガイドラインを望んでいない角度で引いてしまった場合などのガイドラインの編集は、定規ツールではなく、オブジェクトツールを使います。
オブジェクトツールでガイドライン上をクリックすると、〇や、◇や、×といった印が出るので、
線自体を移動したい場合→ 「 × 」クリック→移動したい方向へドラッグ。
線の角度を変えたい場合→ 「 〇 」をクリック→角度調整したい方向へドラッグ。
スナップ(線をガイドに合わせて整える)するガイドラインを切り替える→「 ◇ 」クリック。
フリーハンドと、定規スナップを切り替える(スナップのオン、オフ)はコマンドバーを使う方が手軽。
↓今回は、特殊定規を使っているので、黄色印のアイコンをクリックで、オンとオフの切り替えができます。
今回の絵では、垂直線・水平線をいちいち切り替えるのが面倒だったので、垂直まとめて描く、水平まとめて描くようにしてました。(アナログで描く時も送り定規でそのように描くから、苦はないのです。)
パース定規なら、「奥行き・横幅・高さ」方向へスナップするから、その方が便利なのでは?というお声が聞こえてきそうなので、パース定規については別エントリーでご紹介しまっす~☆