こちらは、キャラクターの立ちポーズ。↓
8頭身キャラで、ちょうど半分(上半身、下半身の境目を赤線で記しています。)
このキャラクター(モデル)を、見下ろした時、どのように見えるでしょう?
ちなみに、被写体(モデル)より上方に視点(カメラ)があって、見下ろす角度(カメラアングル)を「俯瞰(ふかん)」とか「鳥瞰(ちょうかん)」と呼びます。
では、描いてみましょう。
「あるある失敗例」を下記に載せました。↓
「あるある失敗例」では、何がまずかったのかといえば、下腹部や足元はかろうじて「上から見下ろした」を意識していますが、あとは残念ながら、普通の立ちポーズに見えてしまいます。
では、成功例↓と比べてみましょう。
「赤線」に着目してみて下さい。
そして、上半身と下半身を見比べましょう。
少し、わかりにくいでしょうか。
ではこちらならどうでしょう。
上半身が大きく見え、下半身が小さく見えますね。
つまり、「あるある失敗例」では、上半身に比べ、下半身を同じくらいに描いてしまったので、距離感(高さ)が出ませんでした。
さらに↓
角度を急にしてみました。頭や肩の上面がよく見えますね。
単純ですが、「上の面を描く」ことを意識するのも大切です。
そして、見えない箇所(首とかね)が出てきます。
もう、ここまで急角度になると、胴回りも脚回りもほとんど見えなくなり、足の指先が少し覗く程度です。(手も小さく見えますね)
普通の立ちポーズより、俯瞰は見慣れない分イメージし難いですが、描ければ表現の幅が広がるので、チャレンジする価値はデカイと思います!!
ぜひ試してみてね〜