カケアミ(1カケ〜4カケ)
・1カケはクロスさせない、まっすぐな線の束ですね。その束を□状に描いて角度を
変えて(用紙を回転させて)描いてゆきます。傾ける角度は決まっていませんが、連続して同じ角度で(□□←こういう風に)並ばないように、ランダムに回転させながら、うめてゆくようにしましょう。
・2カケは水平、垂直にクロスして十字線を□状に描きます。この□の束を1カケ同様に角度を変えて増やしてゆきます。
・3カケは斜め線がさらに加わります。(水平線から見て、45度の方向)この□の束を1カケ同様に角度を変えて増やしてゆきます。
・4カケも斜め線がさらに加わり(水平線から見て、135度の方向)この□の束を1カケ同様に角度を変えて増やしてゆきます。
・4カケ以上(5カケとか6カケとか)も加える線が増えて、密になってゆくようにします。
1〜4いずれも、コツとしては、線幅や長さをそろえることです。
「最初は密に書いていたけれど、途中から面倒になって網目が粗くなった」よりは、「おおまかだけど、最初から最後まで同じ調子」の方が均一できれいに見えますので、無理せずせっせとうめてゆきましょう〜!
カケアミグラデーション
8カケ〜2カケ(ホワイトで部分消し)と、
暗く(黒く)なるほどよりたくさん線を重ねます。
また、グラデーションに関しては、アミ目の幅で明暗差を表現します。
暗く(黒く)なるほど線と線の間隔を狭めて蜜にします。
上の例でゆけば、
8〜6カケ=通常よりも線と線の間隔狭く
4〜3カケ=通常どおりの線と線の間隔
2カケ=通常よりも線と線の間隔広く
といった具合です。
ナワアミ(カケナワ)
ナワアミ(カケナワ)は線の束を蛇の蛇行のようにうねらせながら描きます。
円形にしたい時は内側にくる線を外側よりも短くするとよいでしょう。
美しく仕上げる為には、線の先端が撥ねてしまわないように留めることと線幅をそろえることです。
スクリーントーンもいいけれど、手書きの温かさが表現できるのも、カケアミやナワアミのよいところだと思います。
ああ、そういえば…
生徒さんより「カケアミの練習していたら、普段描く何気ない線もきれいに描けるようになった」とのうれしいご報告を頂きました〜!
なるほど。そういうところにも練習の成果って表れるものなんですね!