「ちょっとエエこと」はキャッシュバックとかじゃなく。
普通に過ごしていて、日常でたくさんの気遣いとか親切を当たり前のように、見ず知らずの方々から受け取っているなあとつくづく感じ入った話です。
昨日だけでも短い時間に三連発!
①見ず知らずのオバチャンと連帯!
目的地に到着して電車からホームへ降りてから、切符を落としたことに気づく。多分さっき、ポケットのハンカチを取り出した時に車内で落としたようだ。だが、車内へ戻る頃には扉も閉まるだろう。各駅停車ではないから、一旦発車すれば戻ってくるにも時間がかかる。
講師の立場で遅刻は出来ない。(この日は教室の開催日でした)。
しゃーない。お金無駄になるけど、払って改札出よう…とここまで、ポケットをゴソゴソしながら5秒で考えて、気持ちを切り替えようとしたとき、車内で私の近くにいたオバチャンが、扉まで来て私の落としたであろう切符を急いで投げてくれて‼‼(手渡しでは間に合わないタイミングだったので投げてくれてよかったんです。)
オバチャン、ナイスフォロー‼‼ありがとうございます‼
ドアのガラス越しにお礼を行って頭を下げる私。笑顔のオバチャン。ガッチリ目が合ったまま動き出す電車。
切符拾ってもろただけですけど、なんかもう、すごい連帯感を一瞬で味わいましたね!
②女子高生にも配慮してもらった件。
教室終了してから、お店に入って遅めのご飯。
セルフサービスのお冷や(冷水)を取りに行ったら、女子高校生くらいの方が友達の分含め四つか五つくらいのグラスを用意していたところ。私の方が後から来たから当然後ろに並びます。
すると、グラス用意してる子の友達が現れ、「うちら数多いから、後ろの人に先譲ろ。」って声をかけてくれて。グラス少女も慌てて振り向き、「あっ!気付かずすみません。どうぞ。」と。
配慮してくれた上に、すみませんとまで言ってくれるなんて‼‼
気働き出来る大人なら、当たり前のことと感じるかもしれないですが、そういう細やかな気遣いを他人から受けられるって、改めて嬉しい!
③帰路にて、再び電車内で。
満席の電車内。後ろから、杖をついたおじいさんが乗車。
補助席の私は席を譲ろうかと腰を浮かすも、ちょっと距離があるし、声をはるのもなあ…と一瞬声がけを躊躇ってしまったその時に!向かい側の人がすかさず席を譲ってました。お爺さんが「ありがとうなあ!」と言ってる声がこちらにも聞こえ、私は何にもしてないクセに、受け入れられたような安堵感でいっぱいになって、妙に嬉しかった。多分、自分で声かけた時より嬉しかったと思うんです。
なんでしょうね。やっぱり連帯感とか安心感とか、そういう感じだと思うんですが。
先日、世界各国をガンガン旅して回っている方のコメントで、「インドの人は生きていることに貪欲。日本みたいなぬるま湯で過ごしているわけではない。だからこそエネルギッシュ。日本人はぼやっとしてる(笑)」っていうのがあって。
話を聞いていると、旅行客から運賃をボロうとしたり、口論したりする姿さえも、いきいきとして魅力的に伝わってくるけれど。
それは旅先という、非日常やからではない?
ちょっとした移動にもサギられんように慎重に行動せなアカンとか、スリ多発すぎて、尻ポケットに財布入れてる人なんか皆無なのが当然っていう日常ってどうなん?
私はぬるま湯好きです。
ぬるま湯がエエです。
生まれ変わっても日本人が良いです。(あ、でも生まれ変わった時の日本が殺伐としてたら困りますが。)
この日のような三連発を味わえる日常って、十分誇れることやと思いません?