「control(command)+Zがねえええええ!」
デジタル慣れしていてアナログ手法でミスすると、このように叫びだしたくなるところ。
そこで今回は、
「多少のミス(にじみによるはみ出し程度)ならまだまだ挽回できちゃうぜ!」
「そもそもはみ出さないように予防策があるんだぜ!」
という旨ご紹介しやす!
予め「防ぐ」やり方。
主線に沿って(同一色で塗る範囲を)カッターで軽く傷つけておきます。
その傷が「溝」となってにじみを防ぎます。
カッターを使い慣れていなくて、傷どころではなく「用紙まで切っちゃう〜!」という方は、カッターではなく「鉄筆」↓を使うと良いでしょう。
しかしそもそもこの方法は「多少防げますよ」ということですので、下記のポイントも合わせて踏まえておくとよろしかろうと思います。
0番(カラーレスブレンダー)を下に塗る場合も「はみ出さない意識」が必要です。
無色透明だからということで、0番使用時はあまりはみ出しを気にしていない人がいますが、その無色透明が「呼び水」となって他の色を枠外に流出させる訳なので、0番といえど油断は禁物であります!
0番はポイント使いくらいでちょうど良いです。
コピー用紙と水彩紙を使う時ではそもそも重ねられる色数(インク量)が違います。
コピー用紙は薄い分、そんなにインクを吸収していられないので、一定量で「む、無理でござる」とインクを流出させます。
結果枠外に滲みます。
たくさんの色数を重ね塗りしたい場合は、「画用紙・水彩紙」等の、「たくさんのインクを吸収しても保てます」という厚め用紙を使うと良いですね。
(その分、インクを食いますので途中でインク切れが無いように、予備のインクを持っておきましょう)
初歩練習としてならば、あまり重ね塗りせず、単色〜2色程度でコピー用紙に描くのが描きやすいでしょう。
さて、
「もうはみ出した後です」という場合。
対処↓
1,原稿用紙の下に紙を敷いておきます。
2,滲んではみ出した部分を0番で重ねて塗ります。
3,それを上からティッシュでトントンと押さえます。
(ティッシュに吸い取るのではなく、下に敷いている紙にインクが吸い取られていきます。)
細かい部位はティッシュではなく綿棒なんかも良いです。
※はみ出し色が薄くなり目立ちにくくなります。
完全に「消える」わけではないですが、上から別色を塗り重ねればほぼ問題なく続行可能です。
冒頭のイラストの人物部位でもはみ出しをこのように対処しました。
ケント紙を使用しましたが、結構滲ませてしまいましたので。
(ほほほ!)
ご覧いただきありがとうございました。
よかったらお試しくださいね。