先日、紀伊国屋で「大人の塗り絵」という類いの線画本の特設コーナーを見かけて。
スッゴい数あったんですね。ディズニーやら、ゴシック風アリスやら、魚ばっかり一冊丸ごとやら、模様のみ単色で塗るやら。
影響されやすすぎな私は、表紙を見ているだけで、すっかり「描きたい!描くぞ‼」という気分になってしまい。
その気分のまま描いたものをアップです。
せっかくなので、途中のプロセスと使用画材も一緒にご紹介します。
●準備
B5サイズ画用紙。画用紙はTMKを使用。
線画は別紙にスケッチしたものを、カーボン用紙を挟んで重ね、なぞり描き、転写。
通常色鉛筆画の場合、線画の転写はカーボンを使わず、線画用紙の裏に鉛筆で黒鉛を塗って、画用紙へ重ねて描いて転写しますが、時短の為、ここではカーボンを使いました。
(カーボンって、今時、事務仕事でもあんまり使わなかったりするけれど、案外ちょっとした時に便利なので、私は長年重宝してます。百円ショップでも売ってるかな?)
で、肝心の色鉛筆は三菱の、ユニアートカラー24色を使用。
色鉛筆画用のもっと高価な物も、画材屋さんには売っているかと思いますが、ユニアートカラーで十分発色キレイです。
※同じく三菱の色鉛筆…小学校なんかで通常づかいの薄いケースに入った12色のやつ…とは違いますよん。それは芯が固くて、重ね塗りしてもあんまり色が載らないので、あまりオススメできません。重ね塗りしないで単色塗りなら良いかもしれません。
今回は、重ね塗りしながら混色してゆきます。
ポイントは色を薄く塗ること。
薄く、いろいろな色を複数重ねて、欲しい色を画面上で作ってゆきます。
一ヶ所を何度も重ねて仕上げてから進むのはNG。
薄く塗りつつ、全体的に進めます。
陰影の調子をつけながら。
光が当たって、明るくなるポイントは画用紙の白を利用するので、塗りすぎないようにしながら~。
色を重ねて、欲しい色へ近づけてゆきます。
塗り重ねる毎に、タッチの方向を変えて、物の形に沿うように調子付けてゆきます。
木漏れ日は、練りゴムで色を抑えてます。
色鉛筆は手軽なのがいいですね。
今度は同じ線画で、画材を変えて仕上がりの違いなんかも見てみようかな?