パースって何さ1では、線遠近法の要素についてお話しました。
では、今回は一点透視図法、二点透視図法、三点透視図法の特徴を見てみましょう。
(これ、結構重要で、パースで悩んでる人はだいたい色んな線に混乱して、「めんどくさい~」ってなりがち。線と見え方の基本がつかめてたら、マンガやイラストで描くパースでなら混乱しなくなりますからご安心。)
(パースって何さ1)復習
透視図法には空間を構成する要素に
①奥行き
②横幅
③高さ
が必要。
では、
目の前に箱(立方体でも直方体でもどっちゃでもええッス)があります。
一点透視図法の場合は、上記の要素のうち①奥行きに距離感ができます。
(実際は向かい合う二つの辺は交わることがありません。
でも透視図法上では距離感がついて、奥行きが「ハ」の字になり交わる点ができる)
②の「横幅」には距離感がつかず、平行線のまま。
③の「高さ」も距離感がつかず、平行線のまま。
つまり、
一点透視図法は奥行きのみに距離感がつく。
あとは平行線を描いてればよいってことです。
では次、二点透視図法。
これは三つの要素のうち、
①の奥行きと②の横幅に距離感ができます。
③の高さだけは一点透視図法の時と同じく平行線です。
次は三点透視図法。
これは①奥行き、②横幅、③高さ、の3つの要素のすべてに距離感がつきます。
作画の前にこの特徴をおさえるべし‼おさえるべし‼
( ・`ω・´)
では、いよいよ、描く上で一番大切である、「アイレベルと消失点」について解説。
「アイレベルと消失点」を飛ばして、使い分けについて知りたい方はこちら